2013/07/04

z を bash で使う

コマンドラインでのディレクトリ移動が楽になる z を bash で使うためのメモです。

z は、簡単にいえば cd で移動したディレクトリの履歴を取ってくれて、その後に移動する時の入力補完に使おうというものです。autojumpもいいのですが、こちらのほうが入れるのが楽なので。

インストール

パッケージなどはないので、手動で入れます。といっても z.sh というシェルスクリプト1個だけです。

インストール先としては、とりあえず ~/bin にしときます。~/binがない場合は、適宜掘ります。

https://github.com/rupa/z から z.sh をダウンロードして、~/bin に置きます。

その後、.bashrc に以下の1〜2行を追加します。

PATH=$PATH:$HOME/bin     # 今回、初めて ~/bin を掘った場合のみ追加
source ~/bin/z.sh

編集が終わったら、

source ~/.bashrc

として、.bashrcを再読み込みします。これで z が使えるようになっているはず。

使いかた

どこかに cd すれば、それを z が履歴として保存してくれます。 ためしに、

$cd /usr/local/share/info
$cd /var/log/cups

とカレントディレクトリを移動したあとで z と打ってみます。

$z
4          /private/var/log/cups
8          /usr/local/share/info

引数なしで z を実行すると移動履歴が表示されます。(4とか8はランクかな?)

zでカレントディレクトリを移動するには、cdと同様に

 z 移動先ディレクトリ

としますが、この移動先を入力するときにTABキーによる補完が効くというわけです。

z logとタイプした後、TABキーを押すと、z /private/var/log/cups と展開されます。

同様に z shでは、z /usr/local/share/info/ と展開されます。

キーワードが一致すれば、先頭・末尾に限らず何でもいいので、うろ覚えで移動が可能です。

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