コマンドラインでのディレクトリ移動が楽になる z を bash で使うためのメモです。
z
は、簡単にいえば cd
で移動したディレクトリの履歴を取ってくれて、その後に移動する時の入力補完に使おうというものです。autojumpもいいのですが、こちらのほうが入れるのが楽なので。
インストール
パッケージなどはないので、手動で入れます。といっても z.sh というシェルスクリプト1個だけです。
インストール先としては、とりあえず ~/bin
にしときます。~/bin
がない場合は、適宜掘ります。
https://github.com/rupa/z から z.sh をダウンロードして、~/bin
に置きます。
その後、.bashrc に以下の1〜2行を追加します。
PATH=$PATH:$HOME/bin # 今回、初めて ~/bin を掘った場合のみ追加
source ~/bin/z.sh
編集が終わったら、
source ~/.bashrc
として、.bashrc
を再読み込みします。これで z
が使えるようになっているはず。
使いかた
どこかに cd
すれば、それを z
が履歴として保存してくれます。
ためしに、
$cd /usr/local/share/info
$cd /var/log/cups
とカレントディレクトリを移動したあとで z
と打ってみます。
$z
4 /private/var/log/cups
8 /usr/local/share/info
引数なしで z
を実行すると移動履歴が表示されます。(4とか8はランクかな?)
z
でカレントディレクトリを移動するには、cd
と同様に
z 移動先ディレクトリ
としますが、この移動先を入力するときにTABキーによる補完が効くというわけです。
z log
とタイプした後、TABキーを押すと、z /private/var/log/cups
と展開されます。
同様に z sh
では、z /usr/local/share/info/
と展開されます。
キーワードが一致すれば、先頭・末尾に限らず何でもいいので、うろ覚えで移動が可能です。
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